憧れのインテリア⑫
こんにちは。設計の幸田です。
お客様から、「ずっと憧れているインテリアがあるのだけれど、高価なものなので、ちょっと迷っています。」というようなお話をいただくことがあります。
モノにもよりますが、思い入れのあるインテリアは、ぜひ採用いただきたいと思っています。好きなものに囲まれて(ひとつだけでも!)暮らすのはとても贅沢で幸せなことですし、元気の素にもなると思うからです。
今回の出会いはこちらの。ご主人様の休日の楽しみがひとつ増えました。
Leather Butterfly Chair – Pampa Mariposa
1938 Made in Sweden
Cuero
「バタフライチェア」の愛称でも知られる「BKFチェア」は、3人のアルゼンチン人デザイナー(アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイ)によってデザインされ、それぞれの頭文字をとってBKFチェアと名づけられました。彼らは20世紀を代表する建築家のル・コルビュジエの下で働いた経験を持ちますが、この椅子からはその影響はあまり感じられません。それよりも、イギリスのエンジニアのヨゼフ・フェンビィが1855年にデザインした椅子にインスピレーションを得て、1938年に誕生しました。1950年代から60年代にかけて特に若者たちに支持され、その人気はイームズ夫妻にも勝るとも劣らないものでした。