石川雲蝶の彫刻 第2弾

ブログ | 2020.07.02

今回は、長岡市栃尾エリアと三条市旧栄町エリアの雲蝶の作品を見て来ました。

栃尾エリアは、栃堀地区に所在する「貴渡神社(たかのりじんじゃ)」と栃尾市街地にある秋葉公園内の「秋葉三尺坊奥の院」です。

先ずは、貴渡神社です。国道290号線にある道の駅「R290とちお」から魚沼方面に向かい、一つ目の信号を「栃堀方面」に左折して栃堀郵便局を目指します。メインの道路を斜め左に入った所にその郵便局が有ります。そこを通り過ぎて進みますと「巣守神社」が左側に有ります。その参道の左側に「貴渡神社」は、保護のための建物の中に有ります。毎月1日と9日が内覧が可能となってます。それ以外の日に内覧するには、栃堀区事務所(0258-51-1195平日午前中のみ)に連絡をして扉を開けてもらうと観る事ができるそうです。

貴渡神社の言われは、この地区は江戸時代から昭和の初め頃まで養蚕・撚糸・機織が盛んで、庄屋の植村角左衛門貴渡が養蚕を推奨して絹織物を始めた事に由来して、その霊を祀っている神社です。

石川雲蝶が栃堀地区の養蚕を題材にした彫刻

石川雲蝶の銘「彫工 石川安兵衛 源雲蝶」が左下に確認できます

他に十二支を、二つづつ羽目板彫刻を施して有ります

 

続きまして、秋葉三尺坊奥の院です。ここは、上杉謙信が常安寺に社を寄進したことがその由来だそうです。小林源太郎との共同作業での作品です。向拝廻りを小林源太郎が担当し、三面の胴羽目板彫刻を雲蝶が担当したそうです。残念ながら、保護のための建物は施錠されていたので金網越しの撮影となりました。

守護神の烏天狗を題材にした彫刻が、三面の胴羽目板を飾っています。

 

最後は、三条市の旧栄町の吉野屋に所在する「石動神社」です。近くには、市の施設であるさぎの湯や菖蒲園があります。

ここは、400段の石段を登らなければ辿り着けません。訪れた時は、大雨が登り切ってから降ってきて、しかも建物廻の蔀戸は閉じられていた為、思うような撮影は出来ませんでした。又、近くに駐車場が有りませんので留意して下さい。

 

今回は生憎の天候でしたが、石川雲蝶の作品は県内にまだまだ有りますので、別の機会に紹介したいと思います。

 

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